野宿した話。
2020年になりましたね。
俳優厨の皆様に於かれましてはステフェスやらテニミュやらで2019の現場を納めたり初めたりされたのでしょうか？ ちなみに上に挙げたコンテンツですが、ステフェスに関してはハイネが出てた頃まだ未成年だったゆえ不参加、テニスは関東から出たくなかったため年末年始は在宅してました。しょーもねえ茶の間ちゃんだもん。
そんな私の、2020年現場初めのお話。
2019年12月31日未明、私はブランケットを被り野宿をしていました。
幸い風は少ないものの、海に近い地域のためか冷える冷える。「眠い」「寝たら死ぬ」そんなことを考えながらうつらうつらとしてはみても、死ぬことも寝ることもできません。そんな私の様子を見かねたのか、横に並んでいるヲタクが自販機でコーンスープを買ってくれました。缶の底に沈んだトウモロコシの粒と格闘している間は寒さを忘れられたので、野宿に必要なのは温かい飲料と暇つぶしなのだと思います。
某コミケへ向かう電車が遠くを走るのが見え始めた頃、私の脳裏に浮かんでいたのは2月の水道橋でした。
時は2018年2月、当時私は比嘉公演の凱旋に通うヲタク女子高生でした。制服のスカートをめいっぱい折って短くし、それによって膨れたウエストをカーディガンで隠した格好で水道橋に降り立った私は猛烈に後悔しました。寒い。諸事情により長時間風の吹き荒ぶ白山通りに立つというのに、普段の半分ほどの丈のスカート（普段が長過ぎるだけ）も、短いソックスも私の脚を守ってくれやしない。結果、通りすがりのリーサラリーマンに心配されるレベルで凍える女が誕生したのです。比嘉公演に通っていた方はお分かりかと思いますが、あの頃の水道橋は別に特別寒かったわけではありません。単純に寒さ耐性のない女が身の丈知らずの格好でいたという、それだけの話。
で、2019年の私はあの頃とは違います。着替え前提で防寒最優先の格好をし、カイロやらタオルやらを持ち込んだ準備バッチリのヲタクです。
でも、寒い。
寒いのです。あの頃より準備が整っていても、あの頃より体脂肪が増えていても、真冬の野宿は話が違います。
そこから、屋内へ入れるようになるまでの数時間は寒いってことくらいしかなかったので省略。
で、なんで師も走るような年末に呑気な極寒野宿をしていたかといいますと、もちろん現場のためです。前々から書いていた別界隈の現場の整理券獲得のため、開館前の（ていうか閉館前の）某所に並んでいました。
今推している別界隈の方々が、紅白出演後その施設でライブするよ！チケはないよ整理券配るよ！てなわけで、一部の暇で倫理はないが体力のあるヲタクたちが勝手に待機列形成してたのです。
俳優厨は倫理がない者ほど大きな顔して現場にいる不思議な世界と書いてスラムと読むアレ*1ですけど、現界隈もいい歳した大人が集まっているというのにわりとスラムなので、例に漏れず私も堂々とヲタクをできています。有難い。
んで、スタッフも師走の忙しさに倫理を奪われてしまっていたのでそのまま整理券が配布され、私は無事、現場初めを良い整番で迎えられることが確定しました。
その後は普通に風呂に入ったり（備え付けのドライヤーがダイソンでめちゃくちゃ興奮した貧乏人）、蕎麦食べて年末感出したり、紅白をライビュしたり（大広間には普通の観光客とヲタクと徹夜ヲタクが混在し、テンションは後者にいくほど高かった）、そんな感じの年末を過ごしておりました。
で、年が明け、吐きそうなほどの眠気に判断力を奪われたまま音源を買わされた後、私にとっての新年初現場が始まります。
良い整番なので当然良い位置を陣取れたわけで、緊張……なのですが、元々チケ有りの現場でも大体似たような席に座りがちなこととか、推し＜眠気になってたため、いまいち感動のない開演前だったように思います。
ライブ自体は、ご本人たちもヲタクも満身創痍だろうに盛り上がっていてすごいなあと。推しは当たり前に素晴らしかったです。今はこんな冷めた感想書いてますけどコイツ途中で泣いてましたから。
現場初めのお話といいつつ野宿の話題ばっかりなのは、私が書きたかった内容がそこだからです。今後何らかの事情で野宿する俳優厨が出ないとも限らないので今回の野宿の反省点を書いて締めたいと思います。
- 折り畳みイスがあると良い（地面から熱が奪われるので…）
- ↑無ければ100均のアルミの保温シート+タオルとか？ 段ボールは流石にホームレスな気がする
- カイロ必須。保温性を高めるには上からレインコートとか掛けると良いかも
- 徹夜野宿すると顔が死ぬので蒸気でホットアイマスクとか欲しかった
- 野宿するな
以上！
